咲来さん (7smr490z)2021/2/8 21:09削除せっかくなので小説も書いておく
これじゃ…ダメだ
そう僕が思って何回目なのだろう
繰り返す事に世界は終わりを告げる
変える前より
酷い結果になったものだって
いくつだってあった
けれど…
誰もが嘘に染まったままの世界はまるで
誰かの…いや僕の、もう1人の僕の
妄想を見ているようで
独りよがりで…
ただ戻すだけじゃ足りないから、
何度も試すしかなかった
とある世界で試した事は
合わない事、
けれど何故かいつの間にか着いている
因果だろうか?
その後に告白するきっかけになった
光との決闘に勝って
光が大王様に告白した
大王様と光は幸せになった
もう1人の僕は仕方なさそうにしていた
幸せになれる世界だと思った
けれど不幸へ歯車は回った
僕が付き合わないって事は
護衛という職を受けない
常に大王様の隣にはいれない
光の妖気が暴走した、
妖魔界はたちまち八寒地獄と化した
それより少し前に戻すとしても
何度も繰り返すのは無理があった
別の世界では
護衛として名乗りをあげた
護衛になることに成功した
すると大王様から告白された
僕は断った
大王様の
慣れない台詞は言うもんじゃねぇな
と言いつつ笑う姿が少し切なかった
この世界では大王様は誰とも付き合いも
結婚もしなかった
なんでだったんだろう?
世界は平和そのものだった
けれど大王様は刺客に殺された
王を失った妖魔界は
統率者を決める争いを始めた
見るに堪えない光景だった
あとは
あの世界にたどり着く前に
光に話をしに会いに行った
光はやっぱりと言った
少しの違和感に気づいていたらしい
話し合っていくうちに
光と戦うことになってしまった
僕は死んだ、もう1人の僕と1人になった
記憶の差による混乱で僕らは暴走した
再び分離した時にはあの世界に居た
跡形の無くなったあの世界に
色んな形だったが、
結末は決まって世界の崩壊
僕はとある結論に達した
咲に風月丸を持たせて
光が暴走した時などには風月丸を握って僕の事を
風月に聞き、呼ばせるように言った
風月は何時でも僕の居場所を知っている
咲ともう1人の僕と陸を
屋敷の警備として雇ってくれないかと
ぬらりひょん議長に頼み込んだ
僕は告白なんてされる前に
間違っても僕がしない前に
この世界を出ていく事にした
大丈夫、彼らなら
共に未来へ歩める
「さて!旅を続けよう」